空気清浄機とサーキュレーターについて、こんな疑問をお持ちではありませんか?
- 「空気清浄機とサーキュレーター、どっちも必要なの?」
- 「空気清浄機でサーキュレーターの役割も果たせないかな?」
近年の家電製品は多機能化が進み、一台で複数の役割をこなせるものも増えています。
特に、空気清浄機とサーキュレーターは「空気を扱う」という点で共通しているため、その関係性について気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、
空気清浄機がサーキュレーターの「代わり」になるケースもあれば、それぞれの役割を活かして「併用」した方が良いケースもあります。
この記事では、空気清浄機とサーキュレーターについてご紹介していきます。
- 空気清浄機とサーキュレーターの基本的な違い
- 空気清浄機をサーキュレーター代わりにする場合のメリット・デメリット
- 効果的な併用方法
賢く家電を活用して、快適な室内環境を手に入れましょう。
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空気清浄機とサーキュレーターの基本的な機能と違い
まず、空気清浄機とサーキュレーターがそれぞれどのような役割を持っているのか、その違いをご紹介していきます。
空気清浄機の主な機能
空気清浄機は、室内の空気を吸い込み、内部のフィルターを通してホコリ、花粉、ハウスダスト、ウイルス、ニオイ成分など、空気中の不純物を除去し、きれいな空気を排出する家電です。
〇目的
空気を「きれいにする」こと。
〇空気の循環
フィルターに通すために空気を吸い込み、排気口から押し出すため空気の流れは生まれます。
ですが、部屋全体の空気を強力に循環させることを主目的とはしていません。
サーキュレーターの主な機能
サーキュレーターは、強力な直進性の高い風を送り出し、室内の空気を大きく循環させることに特化した家電です。

扇風機と似てるけど、目的と風の性質が違うんですね!
〇目的
空気を「循環させる」こと。
〇空気の循環
部屋の隅々まで空気を届け、換気を促進したり、洗濯物を乾かしたりするなど、空気の流れを作り出すことで様々な効果を発揮します。
フィルター機能や空気清浄機能は基本的にありません。
両者の決定的な違い
空気清浄機は「きれいな空気」を、サーキュレーターは「空気の流れ」を作り出すことに特化しています。
空気清浄機も空気を吸い込み排出するため、ある程度の「空気の流れ」は作ります。
その風は広い範囲に拡散される傾向があり、サーキュレーターのように遠くまで届く「直進性の高い風」ではありません。
そのため、部屋全体の空気を効率良く攪拌(かくはん)したり、特定の場所の空気を動かしたりする能力は、サーキュレーターには及びません。
空気清浄機はサーキュレーター代わりになる?
空気清浄機はサーキュレーターの代わりになるかどうかは、状況や目的によって変わります。
空気清浄機をサーキュレーターの代わりに使いたい
空気清浄機をサーキュレーターの代わりに使いたい方は、こんな疑問や悩みをお持ちではないでしょうか。
- 一台で済ませたい、費用を抑えたい
- 空気清浄機の送風機能がどこまで使えるか知りたい
- 部屋の空気を効率良く循環させたいが、他に家電を増やしたくない
こんな場合は、空気清浄機をサーキュレーターの代わりに使えますよ♪
- サーキュレーター機能付きの空気清浄機を使用する
- 高性能の空気清浄機を使用する
詳しくご紹介してきますね。
1. サーキュレーター機能付き空気清浄機
最近は、「サーキュレーター機能付き空気清浄機」が多数販売されています。
特徴
空気清浄機に、サーキュレーターのような強力な送風能力や、上下左右の首振り機能を搭載しています。
通常の空気清浄機よりも高い位置から風を送り出せる設計になっていることも多いです。
メリット
- 省スペース:二台置く必要がなく、一台で二役をこなせるため、部屋がすっきりします。
- コスト削減:別々に購入するよりも費用を抑えられる場合があります。
- 効率的な空気清浄:部屋全体の空気を循環させることで、空気清浄機がより効率的に汚れた空気を吸い込み、清浄能力を高める効果も期待できます。
2. 高性能の空気清浄機なら効果がある
強力な送風能力を持つ機種や、送風方向をある程度調整できる機種であれば、サーキュレーター代わりとして使うことができます。
- エアコンの冷暖房効率アップ(限定的):エアコンの風が届きにくい場所などに、空気清浄機の送風口をエアコンの風下に向けて設置することで、空気の流れを促すことができます。
- 短時間の換気補助:窓を開けて換気をする際に、空気清浄機を窓際に置いて稼働させることで、空気の排出を補助する効果は期待できます。
- 室内のニオイ対策:室内のニオイを早く外に排出したい場合に、換気扇と併用して空気清浄機を稼働させると、ニオイ成分の除去と空気の流れの促進を同時に行えます。
サーキュレーターとの併用をおすすめ
こんな場合は、空気清浄機をサーキュレーターの代わりに使うのに機能や風量が足りません。
- 空気清浄効果を最大限に高めたい
- 部屋全体の空気をムラなく循環させたい
空気清浄機とサーキュレーターを併用して使用することをおすすめします!
さらに詳しくご紹介していきます。
1. 部屋干し(洗濯物の乾燥)
サーキュレーターは、部屋干ししている洗濯物にピンポイントで強力な風を当てることで、衣類周辺の湿度を下げ、効率的に乾燥させる役割があります。
通常の空気清浄機の送風能力では、風の広がり方や直進性が異なるため、洗濯物が乾くまでに時間がかかったり、ムラができたりします。
2. 部屋全体の温度ムラの解消(広い部屋や複雑な間取り)
リビングダイニングなど広い空間や、複数の部屋が繋がっているような複雑な間取りの場合、空気清浄機の送風だけでは部屋全体の空気を十分に循環させることができません。
サーキュレーターの強力な直進風を壁や天井に当てて反射させることで、部屋全体の大きな空気の対流を作り出すのが効果的です。
3. 効率的な換気
窓と対角線上にサーキュレーターを置いて外に風を押し出す、あるいは室内に風を送り込むことで、効率的に空気の入れ替えを促すことができます。
空気清浄機の送風は、この「押し出す」「送り込む」という目的には力不足な場合が多いです。
空気清浄機はサーキュレーター代わりになるか?のまとめ
- 空気清浄と最低限の空気循環を一台でおぎなうなら、サーキュレーター機能付きや高性能空気清浄機でもOK
- 洗濯物の乾燥や広範囲の空気循環など、強力で直進性の高い風が必要ならサーキュレーターが必須



目的に合わせて、代わりに使うか、併用するか選んでくださいね!
サーキュレーター機能付き空気清浄機のおすすめ
「一台で空気清浄も空気循環も叶えたい!」という方に最適なのが、サーキュレーター機能付き空気清浄機です。
サーキュレーター機能付き空気清浄機のメリット
一台二役で省スペース
部屋に置く家電を減らせるため、居住空間を広く使えます。
空気清浄効果の向上
サーキュレーター機能で部屋全体の空気を循環させることで、空気清浄機が効率的に汚れた空気を吸い込みやすくなり、より早く部屋の空気をきれいにできます。
サーキュレーター機能付き空気清浄機を選ぶ際のポイント
〇送風能力(風量・到達距離)
サーキュレーターとして十分な風量と、部屋の隅々まで届く直進性のある風を送れるかを確認しましょう。



適用畳数も参考にしましょう
〇首振り機能
上下左右、360度など、どの範囲で首振りできるかを確認しましょう。
広い範囲に風を送りたい場合は、広範囲の首振りが可能なモデルが便利です。
〇空気清浄能力(適用床面積・フィルター性能)
部屋の広さに合った適用床面積であるか、HEPAフィルターや脱臭フィルターの性能はどうかを確認しましょう。



空気清浄機としての性能も重要です!
〇静音性
送風機能が強力なほど運転音が大きくなる傾向があります。
寝室など静かに使いたい場所での使用を考えている場合は、静音モード時の運転音もチェックしましょう。
〇お手入れのしやすさ
フィルター交換の頻度や、本体の清掃のしやすさも長期的に使う上で大切なポイントです。
おすすめのサーキュレーター機能付き空気清浄機
1.Dysonピュアクール TP10WW


〇特徴
ウイルスサイズの微粒子まで捕らえる空気清浄機能と、部屋全体の空気を循環させるパワフルな扇風機機能を一台に凝縮したモデルです。
〇おすすめ
一台で空気の浄化と循環を効率的に行いたい方、またはシンプルかつスタイリッシュなデザインを求める方に最適です。


2.アイリスオーヤマサーキュレーター加湿空気清浄機 CHA-A55-C


〇特徴
空気清浄・加湿・サーキュレーターの3機能を1台に備え、広い部屋(最大25畳)にも対応。
ほこりセンサーや首振り機能、2.7Lタンクなど使いやすさと高い清浄・加湿性能を両立した加湿空気清浄機です。
〇おすすめ
空気清浄・加湿・空気循環が同時にでき、花粉やホコリ、臭い対策、乾燥対策、冷暖房効率アップまで1年中活躍します。


高性能空気清浄機のおすすめ
「家電を増やしたくない」「できるだけシンプルに済ませたい」という方には、高性能空気清浄機もおすすめです!
高性能空気清浄機のメリット
高性能な空気清浄機、特に大風量モデルや「おまかせ運転」などが充実しているモデルは、単体でも十分な効果を発揮します。
〇空気清浄能力の高さ
高性能モデルは、ホコリ、花粉、PM2.5、ウイルス、菌、ハウスダスト、ペットの毛、生活臭など、空気中の様々な汚染物質を効率的に除去します。
〇自動運転での快適性
高精度なセンサーを搭載しているモデルであれば、空気の汚れやニオイ、湿度などを自動で検知し、最適な風量やモードで運転してくれます。
〇加湿・除湿・消臭などの複合機能
多くの高性能空気清浄機は、加湿機能や除湿機能、あるいは特定の消臭・除菌イオン放出機能(例:プラズマクラスター、ナノイーX、ストリーマ)を搭載しています。
一台で空気清浄だけでなく、乾燥対策、結露対策、特定のニオイ対策までこなせます。
- 家電を増やしたくないミニマリスト志向の人
- 主に空気の汚れ(花粉、ホコリ、ニオイなど)対策が目的の人
- 部屋の広さがそこまで大きくなく、大がかりな空気循環は求めていない人
- 複合的な機能(加湿、除湿、消臭)を一台で済ませたい人
おすすめの高性能空気清浄機
単体での使用でも高い満足度を得られる、多機能でパワフルな高性能空気清浄機をご紹介します。
1.シャープ加湿空気清浄機プラズマクラスター KI-TX70-W


〇特徴
高濃度プラズマクラスターNEXTと独自のスピード循環気流、大容量加湿機能を搭載しています。
広い部屋でもウイルスや花粉、ニオイ、微小粒子まで効率よく除去・加湿できるハイグレードモデルです。
〇おすすめ
最新の高性能空気清浄機が欲しい方や、広いリビングでしっかり除菌・消臭・加湿したい方におすすめです。
2.ダイキン ストリーマ空気清浄機 MCK705A-W


〇特徴
PM2.5などの微小粒子を99%除去できる高性能フィルターと、省スペースで美しいタワー型デザインが特長の加湿空気清浄機です。
〇おすすめ
空気のきれいさとインテリア性の両方を重視したい方や、設置場所が限られているご家庭におすすめです。
空気清浄機とサーキュレーターの併用で効果を最大化する
サーキュレーター機能付き空気清浄機ではなく、「すでに空気清浄機とサーキュレーターをそれぞれ持っている」「それぞれの機能を最大限に活かしたい」という方には、賢い併用をおすすめします。
二台を上手に組み合わせることで、一台では得られない相乗効果が生まれます。
併用によるメリット
〇空気清浄効果の劇的向上
サーキュレーターで部屋の空気を循環させると、ホコリや花粉などが空気清浄機に集まりやすくなり、より早く効率的に空気をきれいにできます。
〇冷暖房効率の向上と電気代節約
エアコンとサーキュレーターを一緒に使うと、部屋全体の温度ムラがなくなり、空気がきれいに循環して快適に過ごせるうえ、電気代の節約にもつながります
〇効率的な換気の促進
窓を開けて換気するときに空気清浄機とサーキュレーターを使うと、サーキュレーターが汚れた空気を外に出し、空気清浄機が残ったホコリなどをしっかり取ってくれるので、効率よく空気をきれいにできます。
〇洗濯物の部屋干し臭対策と乾燥
サーキュレーターで洗濯物に風を当てて早く乾かし、空気清浄機を同時に使うことで、生乾き臭や菌の発生を抑えながら、清潔な環境で洗濯物を乾かせます。
効果的な配置と使い方
併用する際のポイントは、それぞれの家電が持つ特性を最大限に活かす配置と運転方法です。
1. 空気清浄機とサーキュレーターの配置
空気清浄機
部屋の中央付近か、壁から少し離れた場所に置くのが効果的です。
サーキュレーター
エアコンの対角線上か、空気清浄機の近くに置くのがおすすめです。
2. エアコンと併用する場合の配置
夏(冷房時)冷たい空気は下に溜まりやすい性質があります。
空気清浄機
エアコンの風が届きにくい場所に置くと、部屋の空気を全体的にきれいに保てます。
サーキュレーターが循環させた空気を吸い込みやすい位置も効果的です。
サーキュレーター
エアコンの対角線上に置き、上向きに風を送り出すことで、床に溜まった冷気を天井に循環させ、部屋全体の温度ムラを解消します。
冬(暖房時)暖かい空気は上に溜まりやすい性質があります。
空気清浄機
エアコンの風が届きにくい場所に置くと、部屋の空気を全体的にきれいに保てます。
サーキュレーター
エアコンの対角線上に置き、下向きに風を送り出すことで、天井に溜まった暖気を床に循環させ、足元の冷えを解消します。
3. 換気を促進する場合の配置
空気清浄機
換気扇の近くや、汚れた空気が溜まりやすい場所に置くと、空気をきれいに保てます。
サーキュレーター
窓に対して、室外へ向けて風を送り出すように設置します。
もう一つの窓があれば、そこから新鮮な空気を取り込む導線ができます。
4. 部屋干しをする場合の配置
空気清浄機
洗濯物の近くに置き、除湿モードやニオイセンサーを搭載している場合は活用しましょう。
空気中の湿気やニオイ成分を吸い取ってくれます。
サーキュレーター
洗濯物から1~2m程度離れた場所に置き、洗濯物全体に風が当たるように首振り機能を活用します。
併用におすすめの空気清浄機・サーキュレーター
空気清浄機とサーキュレーターの併用を考えている方へ、それぞれおすすめの製品をご紹介します。
併用におすすめの空気清浄機
併用を前提とする場合、空気清浄機は「本来の空気清浄能力」に特化した高性能なモデルを選ぶのが良いですよ!
1. パナソニック 加湿空気清浄機 F-VXW90


〇特徴
独自の気流制御と「ナノイーX」搭載で、花粉やホコリ、ウイルスをしっかり除去しながら加湿もできる高性能な加湿空気清浄機です。
〇おすすめ
花粉やウイルス対策を重視しつつ、部屋をうるおいながら清潔な空気環境を保ちたい方におすすめです。
2.シャープ加湿空気清浄機プラズマクラスター KI-TX70-W


〇特徴
高濃度プラズマクラスターNEXTと独自のスピード循環気流、大容量加湿機能を搭載しています。
広い部屋でもウイルスや花粉、ニオイ、微小粒子まで効率よく除去・加湿できるハイグレードモデルです。
〇おすすめ
最新の高性能空気清浄機が欲しい方や、広いリビングでしっかり除菌・消臭・加湿したい方におすすめです。
併用におすすめのサーキュレーター
空気清浄機との併用で最も効果を発揮するのは、やはり「強力な直進性の風」を送り出せるサーキュレーターです。
1. アイリスオーヤマサーキュレーターアイ PCF-SDC15T-EC-W


〇特徴
DCモーター搭載で静音性が高く、コンパクトながらパワフルな送風力を持ち、上下左右の自動首振りや風量調節ができるのが特長です。
また、簡単に分解できてお手入れしやすい設計です。
〇おすすめ
静かでパワフルな風を求める方や、省スペースで使いたい方、掃除やメンテナンスのしやすさを重視する方におすすめです。
3. バルミューダ GreenFan C2


〇特徴
部屋中の空気を強力に循環させながら、脱臭フィルターでニオイも除去できる高性能サーキュレーターです。
コンパクトで軽量、シンプルなデザインに加え、別売バッテリーを使えばコードレスでも使用でき、どこへでも持ち運べます。
〇おすすめ
冷暖房や空気清浄機と組み合わせて一年中使いたい方や、部屋のニオイ対策と快適な風を両立したい方、持ち運びやすさや静かなやさしい風を重視する方におすすめです。
空気清浄機はサーキュレーター代わりになるのまとめ
この記事では、空気清浄機はサーキュレーターの代わりになるかについてご紹介しました。
- 一台で済ませたい、省スペースを優先したい方は、サーキュレーター機能付き空気清浄機が最適
- 気清浄効果も空気循環効果も最大限に引き出したい方は空気清浄機とサーキュレーターを併用
という使い方がベストです!
あなたの部屋の広さや求める効果、ライフスタイルなどに合わせて選んでみてくださいね!
この記事があなたの快適な空気環境づくりの一助となれば幸いです♪
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